この一冊は、どんな漫画か
無表情でつまらないと思われている冴えないサラリーマン。でも本当は、世界で一番面白くて、やさしい。それを知っているのはアイドルの妹だけ。ページをめくるたびに、この兄が次に何をするのかが気になって止まらなくなった。
三木貴一郎は、見た目が不愛想で無表情。飲み会でも浮いていて、まったく楽しくなさそう。世間はこの人を「つまらない人」だと思っている。でも本人はなんだか幸せそうで、実は気づかいもやさしさも持っていて、面白いどころじゃない。それを知っているのが、アイドルをやっている妹だけ、という兄弟コメディ。
最初に手が止まった、というより吹いたのは、この兄が実は伝説のハガキ職人で、ペンネームが「フルーツパフェ」だと分かるところ。あの無表情の下でそれをやっているのかと思うと、もう見る目が変わる。
読み始めての第一印象は、主人公のやさしさや仕草、面白さがファブルに似てるな、ということ。シュールな笑いなんだけど、アイドルである妹が兄の良さを全部知っていて慕っている、そのほんわかした兄弟愛が土台にあるから、笑いだけで終わらない。そしてページをめくるたびに、この人が次に何をするのかが気になりすぎる。それが本当に面白い。
無料の1巻は、妹が兄の会社の飲み会に潜入して、うまくやれているか様子を見終えたところで終わる。見えている人には兄のその良さがちゃんと見えていて、それがじわりと周りに浸透しはじめている予感がある。この先どうなるかは、気になる方だと思う。こんな人が本当にいるなら会ってみたい、と思わせる男性が主人公だし。
シュールな笑いが好きな人、1話ごとに楽しめる漫画が好きな人に。
この一冊、誰かに教える
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