この一冊は、どんな漫画か
史上最年少で魔法使いになった天才少女プルートが、モンスターの「苗床」になる夢のために自分を不老不死にして異世界を旅する。ダークファンタジー、しかもかなり暗い側の。読む人を選ぶ一冊なんだけど、絵は雑じゃない。
設定の時点でもう普通じゃない。書物に退屈した天才少女が、司書に紹介された禁書で異種生物の本と出会って、「苗床になりたい」と言い出す。そこから先は、まあ、お察しの通りの場面が続く。グロさもあるし、直視するのがしんどい絵もある。それでも手が止まるのは、そのグロさと、プルートの前向きすぎる姿勢がひとつのコマに同居しているところ。怖いもの見たさで開いた側が、当の本人の明るさで置いていかれる感じがある。
こういう系の作品って絵が汚いものも多いんだけど、本作は線が丁寧に描かれている。ここは素直に評価していい点だと思う。触手やモンスターの造形も含めて、次の異種生物とプルートがどう出会うのか、その一点で読ませる力はある。
気になるところも書いておく。1巻の中身がほぼ「異種生物とプルート」の場面で埋まっていて、話としての中身は薄い。このままそればかり続くなら、ただのそういう系の漫画になって面白くなくなると思う。
無料の1巻は、ホーネットの苗床から抜け出せなくなったプルートを、魔法使い仲間のパンドラが救出するところで終わる。ここから話が変わりそうな予感があって、ストーリーがどう動くかは気になる引き方だった。合うのはグロ系、触手ものが好きな人。そうでない人には、正直、勧める言葉を持ってない。
この一冊、誰かに教える
作品名とひとこと、リンクが入った状態で開きます。そのまま投稿しても、書き足しても。


