この一冊は、どんな漫画か
恋愛弱者の男子を救う会を作ろうとする女子生徒が、初めてクジャクの話をする。タイトルの意味がそこで腑に落ちて、読み方が変わった。恋愛の悩みを生物学で解いていく一冊。
手が止まったのは、生物学部部長の阿加埜(あかの)が、非モテ男子を相手に初めてクジャクの話をするシーン。読みながら「なるほど、これは一理ある」と思った。それまで「クジャク」というタイトルだけが頭に残ったまま読み進めていたのが、この場面で主旨がわかって、次はどんな話が来るのかというワクワクに切り替わった。モテに興味のある男子は、ここまでは読んでみてほしい。
絵は非常にきれいでうまい。それでいて、おふざけの場面はしっかり力を抜いて描いてある。だから生物学の難しい話も、言葉だけじゃなく視覚的にわかりやすいし、ちゃんと笑える。恋愛や結婚のことを生物学をとおして語るから、読んでいて学びになる部分も多い。それと、阿加埜(あかの)のツンデレなところが私と似てて、そこも良き。
無料で読めるのは2巻まで。教師の久慈弥九朗が同じ学校の女性教師と仲を深めていく様子を見た、モデルでインフルエンサーで文武両道の阿加埜(あかの)が嫉妬する、いつものシーンで終わる。今後またどんな問題を生物学的な視点で解決していくのか、そこが楽しみで先が気になる。
恋愛や夫婦仲だけじゃなく、人間関係がうまくいかないと感じている人、そこに興味がある人にぜひ読んで欲しいと思う。
こよいの一言(眼鏡、外しました)
めったに褒めない編集長が、認めた一冊。
非モテ男子にクジャクの話をするあのシーンで、一理あると思ってしまった。難しい生物学の話なのに、絵で笑わせながら分からせてくる。タイトルの意味がわかった瞬間、読むワクワクが変わった
選・文今宵の一冊 編集長 こよい
この一冊、誰かに教える
作品名とひとこと、リンクが入った状態で開きます。そのまま投稿しても、書き足しても。


